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2018/03/18

上昇気流となる



朝、出勤するときに、

職場のエレベータホールで
同じ部署の女性に会いました。



後から来た彼女は、
興奮気味に言いました。



「ロゼさんっ、歩き方が綺麗!
 改札のあたりでロゼさんを見かけて、
 私、ずーっと後ろから見てました!」




そして、エレベータを待つ間も
エレベータの中でも、エレベータを降りてからも
職場のセキュリティゲートを通った後も、
彼女は、


ピンヒールでスカートを履いている女性で
綺麗に歩く女性を殆ど見たことがない、ということ、


ハイヒール以前に、そもそも日常で
綺麗に歩いている女性自体を見かけない、
ということを熱く語り、


そして、ありがたいことに
私の歩き方を褒めて下さいました。





彼女は、私が歩くレッスンを
受けていることを知りません。


そのように状況を知らない方から
歩き方が綺麗と言われる日が来ることを、

実は密かに望んでおりましたので、
嬉しく思いました。




ただ、その朝の私は
考え事をしながら歩いて来たため

自分がどのように歩いていたのかの記憶がなく
しかも、急いでおりました。



意識をしても、私は
自分の歩き方に納得できないくらいですから

無意識に歩く姿を褒めてもらえたことには
戸惑いを感じますが


それ程、日本では残念な歩き方の人が
多いのだと思います。





今後は、油断せず
朝でも夜でも美しく歩くための
意識を忘れないことを改めて肝に命じました。




少しでも美しく歩くことができるように。


それによって

水面に落ちた雫から
波紋が広がるように、


美しく歩くことについて
興味を持つかたが増えていけば良いと思います。