2019/11/28

灰色の景色






元気だった母が
急に空へと旅立ってしまいました。


過去最長に
母との距離をとっている
最中のことでした。




実は先月から
母との関係性について

何度も何度も何度も何度も
何度も考えまして
自分の心に問うておりました。

しかし
出した答えはいつも同じで

「もう少し時間が必要」

と、スタンスを変えなかった私。


よくある話ですが
長年積み重ねられたものがありました。


別れの時はすぐそこまで
迫っておりましたのにね。




今月に入り早々に
突然母が入院し


全く緊急性のない状態と聞いたものの
なんとなく、私は翌日
すぐ会社を早退して会いに行きました。


眠りから覚めた母と
ひとこと、ふたこと会話をして

やはりなんとなく
義妹と順番に母の手を握ると
母はピカピカの笑顔になりました。



母の手に触れたのは
何年ぶり、いや
何十年ぶりかもしれません。



そして、その翌朝
母の心臓が突然止まりました。

蘇生はしたものの
意識不明となりました。



意識が戻って欲しい
疎遠にしたことを謝りたいと
つい思ってしまいましたが

謝る、許しを乞うなどとは
なんと傲慢で
身勝手なことでしょうか。



母の意識が戻り、相手が誰でも
母が話したいことを話せますように!
私とは会話出来なくてもいいから。。。

心からそう願ったとき
私は母を大好きなのだと
気付きました。


しかし母は
二度と言葉を発することが
ないままでした。



自由気ままで我が儘で
寂しがり屋だった母。

好きなことをやって
さっさと逝ってしまったのは
母らしいかもしれません。



他界した父が、亡くなる前に
「3年経ったら迎えにくる」と言ったそうで

「まだ来なくていいからね!」と
ずっと空へ向かって
言い続けていた(笑)ようですが
その父の十三回忌もとおに過ぎており


今年のお正月に撮った母の写真を見ると
人相学的にもいろいろ鑑えるため
切なく苦しい気持ちになりますが
私は自業自得です。




母の遺品を整理し
古い写真を眺めては

すべてが幻のようであり
夢を見ているのではないかと
思います。


解決に必要だったのは
時間ではありませんでした。


スマートフォンの
過去の着信履歴に母を見つけて
心臓がきゅっとなりました。

もう永久に母から電話が
かかってくることはないのだ、と。


そう、時間は戻らないのです。


もうすぐ12月。
今年やり残したことは
ありませんか?

きっとまだ間に合います。
一歩だけ、踏み出してみませんか?


私は少し
ゆっくりしたく思います。。。

2019/10/26

共感覚

声に色を感じるという
特殊な感覚を持つ人がいる



数年前に
年配の男性のお客様に
言われたことばを思い出した


「いつものあなたの声は
 鮮やか赤なんです!



 声の色が赤い、というのは
 声が大きいとか
 賑やかだとか
 そういう意味じゃないのです。
 説明するのが難しいけど。

 ただ言えるのは、いつどんな時も
 あなたの声は赤なんです。


 それなのに今朝の声は青い。


 いつもと同じように明るいし
 いつもと同じ話し方で


 なのに声が青い。


 なにか、ありましたか?」





電話を終えた後、私は
同僚たちに聞いてみた

「私、いつもと違いますか?」



長い付き合いの同僚たちは
男女問わず全員口を揃えて言った


「いいえ。全然。
 普段通りに見えます。
 なぜそんなことを聞くんですか?」




実はその日の朝
私は、大好きな大叔母の訃報を
聞いたばかりで

それはある春の朝のことだった



蒼く澄んだ冷たい空気と
朝陽の煌めきと
遠くに視える桜の花弁の淡い色


いくつかの色が重なる
美しい朝だった





声に色を感じる人が合唱を聴くと
調和した色を感じるものなのだろうか 笑


いつか訊ねてみたいと思う











2019/09/08

違和感を見逃さない

月に1度、私は必ず美容院にいきます。



直毛のロングヘアーのため
殆どの人には気付かれません(笑)が
遠い昔からの習慣なのです。



この度、約十数年ぶりに
美容院を変えました。



担当に強い違和感を感じたため
あっさり次を探しました。



翌月も行こう、という思いが重なり
いつの間にか月日が流れただけで

十年通ったから今後も来るはず、という
考え方は、私にはとても不思議です。



上記を担当から
言語で言われたわけではありませんが
私はハッキリと感じました 笑


お店だけでなく
例えどんなに親しい関係であっても
そのような当たり前はあり得ないと
私は思っています。





帰る際に次回の予約をしてしまったため
後日電話でキャンセルをしたのですが


「・・・また、お待ちしておりますので」


と言った若いスタッフさんの細い声を聞き


こちらで若いアシスタントさんたちに
数度手書きのメッセージを頂いたことを
思い出しました。



施術中、席に戻った際に
置き手紙のようにメモが残されていたため
どなたが書いてくださったのかは
わかりませんが


挿絵つきだったり、弾む文字だったりの
愛らしいメッセージを
一度におふたりから頂いた事もありました。

良い思い出です。。。




新たなお店を探すために
検索して気付いたのは、自宅近辺に
美容院がとても多いという事実 笑


しかも日々商品が進化していたことを感じる
魅力的な施術があり
結果的には良い方向に変わりました。


違和感を放置しなかったおかげです。